- 連載第51回(2016.09.05)
- 「魚町~船場~本徳寺」-姫路市-
前回は、姫路城から東ルートを歩きま
したので、今回は西ルートを歩いてみ
ました。
JR姫路駅から姫路城に向かって大手前
通りを歩き、飲食街のひしめく魚町を
西へ抜けます。
突き当たりの児童公園に、姫路藩勤皇
志士終焉の地碑が建っていました。
元々は、獄舎があった場所だったそう
です。
船場川を越えると、本徳寺本堂の大き
な屋根が見えてきます。
表門。
姫路船場別院本徳寺。
真宗大谷派の寺院で、東本願寺を本山
と仰ぐ寺院です。
永正十二年(1515年)に、英賀城下に
本堂を開創したのが始まりとされてい
ます。
天正八年(1580年)秀吉の英賀城攻め
の際に、現在の亀山本徳寺に移されま
した。(亀山本徳寺は別の機会にご案
内します。)
慶長七年(1602年)の本願寺の東西分
立を経て、元和四年(1618年)本多忠
政から寄進された地内町の百間四方の
広大な現在地に本堂を建立。
現在の十七間四面の本堂は享保三年(17
18年)に建立されたものだそうです。
本尊は阿弥陀如来。
本堂内には自由にお参りできます。
鐘楼。
大玄関。
勤皇の志士八名が眠る墓。
維新の碑。
姫路市文化財に指定された歴史的な
建造物を守りつつ、近代的な建造物
が共存している広い伽藍でした。
姫路藩の幕末に思いを馳せながら、
姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」へ
と向かいます。
アクセス:JR・山陽電鉄「姫路」駅
~徒歩約二十分程度です。
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